たまの休みにネットサーフィンもいいよね?
あ……またなくなっちゃた…やっぱり本物にはかなわないよね
ね……御剣…


乱れたシーツの上、貧血かと見間違うくらい色白の裸体がぐったりと横たわる。
白く引き締まり、少し汗ばんだ体を声をする方へむける
端正な顔立ちをしたその頬は少し赤らみ、瞳は憂いを帯びている。
パソコンに向かっている上半身裸のとんがり頭に御剣と呼ばれた男が
つややかな唇からため息まじりに問いかける。

……なにを…だ……成歩堂?

多分独り言だったのだろう。成歩堂と呼ばれた男が少し驚いた様子で
ベットの上の御剣に目をやる。

起きてたの?ほら……これの事だよ、御剣。
あまりにもよくできているから買っちゃった。

成歩堂の手にはマウスパッド。普通のと違うのはその形。
マウスを持つ手首を休めるためであろう膨らみはまるで男性の乳首そのものだ。
しかしその乳首に似せて作られたであろう部分ももうすりきれて見る影もない。

みっぱいマウスパッドだって。よくできてるよね?
ネットするためにクリックしていたマウスより
こっちをクリックする方に夢中になっちゃて二つとも擦り切れちゃった。

擦り切れて無残な形になっているソレをまるで本物のソレでも舐めるかのごとく
成歩堂は丹念に御剣に見せつけるかのように舐めあげる。
そんな行動に御剣は…… 突然、手首をつかまれドキリとする成歩堂。
ベットにけだるく横たわっていたはずの御剣が一糸まとわぬ姿で成歩堂の横に立っている。

いや……その…だな…

成歩堂の手首をつかんだ手をゆるめ
自分のした行動に後悔をしているかのように下を向く御剣。
そんな御剣の行動に成歩堂は

どうしたの?さんざん舐めてあげたよね?
まだ物足りないの?ほんと、御剣は淫乱だなぁ…

顔を真っ赤にして成歩堂を睨みつける御剣。反射的に反論する。

ち…ちがう!!けしてそのようなアレな意味で言ったのではない。
マ…マウスパッドは雑菌がたくさんついていてその…汚れている。
だからあまりそのような行動はやめたほうが…よい…

後半はもう聞き取れないような声でとっさに作ったであろう言い訳をする御剣。
その反論とは正に反比例に御剣自身が少しづつ反り上がってゆく。
そんな御剣の心と体の反応を舐めまわすように見わたした成歩堂は…


擦り切れもう用済みのみっぱいマウスパッドから手を放す成歩堂。
みっぱいマウスパッドが落ちた床の方へ視線を落とした御剣は
自分自身の異変に気づく。

こ…これは…その…

自分の体の反応が受け入れられず、たじろぐ御剣。
そんな御剣のくびれあたりを両手でしっかりとつかみ
御剣の胸にあるマウスパッドとよく似た突起物に口をつける成歩堂。
ただ唇で触れているだけなのにみるみるその突起物はかたく、赤く腫れあがっていく。
横目で唇では触れていない方の突起物見て、成歩堂は触れたまましゃべる。

やっぱり本物には敵わないよね。
みっぱいマウスパッドはこんなにもかたくなったり、熱をもったりしないもん。
クリックしたらどうなっちゃうのかな?

成歩堂はまるでマウスを操作するかのように御剣の肌に手を這わせ、突起物にふれる。
もうこれ以上かたくはならないくらい、かたく腫れあがった突起物を
人差し指で2度、3度押しつぶす。
そのたびに御剣の口からため息まじりにいやらしい声が漏れる。

や…やめてくれ……あ…あぁ………

このマウスパッド、マウスとしても使えるのかな?
クリックするたびに音がするよ。
そうだ。ドラッグしてみよう。

ドラッグ…?と御剣は淫らな思いに染まりゆく意識の中でその意味を考えてみた。
しかしそんな考えもむなしく御剣はさらなる快楽の海に溺れていく。
成歩堂が甘噛みしてきたのだ。
歯と歯で突起物をかるくつままれ、そのつままれた突起物には舌が襲う。
指で押しつぶされていた方の突起物には人差し指と親指でつままれ
これでもかというくらい、ねじまわされている。

あ…あぁ…なるほどう…もうやめ…おかしくな…る…

胸の突起物だけをいじられている御剣だったが
御剣自身はもうなにかを吐き出さんばかりに硬く、先端は濡れ光っている。
そんな自分自身を見て御剣の両手は…



御剣は目の前にあるパソコンのディスプレイ画面に
何が映っているのかも分からないくらい意識が遠くなっていた。
それもそのはず、御剣の両手は自分自身を持ち
先端からあふれ出る液体が濡らす自身の指先で
丹念に揉みしだいているのだから。

御剣の声がしなくなったので不審に思い成歩堂が
胸の突起物から唇を放し御剣の手の先に視線を移す。

御剣…なにやってるの?

…………。

御剣はもう成歩堂の声すら届かないくらい
一心不乱に自分自身をしっかり握りしめ、上下にしごいでいる。
成歩堂は御剣に問いかけるのをやめ背後に回る

御剣本人は成歩堂がいなくなったことにも気付かないくらい
もう終点の近い自分自身に夢中になっている。
その端正な顔からは普段は見せたこともないくらい
唇の端からは液体が垂れ落ち、瞳は空を見つめている。

ふと、成歩堂が異変に気づく。
御剣の肩が小刻みに上下し、目を閉じ、手を動かす速度が増したのだ。

御剣の意識がさらに遠のく…目の前が真っ白になる…

……な…何をする!!?

あと少し、あと少しの所で御剣の両腕が空を舞う。
成歩堂が御剣の手首を後ろからしっかり握っている。
あと少しのところを呼び戻された御剣は……



たのむ…その手を離してくれ…イカせてくれ……

御剣はおあずけをくらった犬のように恥じらいもなく成歩堂に哀願する。
成歩堂はそんな普段とは違う御剣の言動に興奮したのか
目を細め、いま思いついた悪魔のような考えを口にする。

いいよ。力入れないから、このまま続けなよ。

御剣は振り向き成歩堂の目を見つめた。
この男は何を言っているのだ?という目に
成歩堂はにっこり微笑みかえす。
 
このままということは後ろから成歩堂が自分の手首をつかんだまま
自分自身を辱めている行為を見せなくてはならないのだ。
普段の御剣ならこれ以上の行為はあきらめていただろう。
しかし、今は一刻を争うくらいその先の快楽に溺れたい自分に
意識を支配されていた。

御剣はふたたび自分の手を自分自身にあてがった。

あと少し…あと少し…
手首に違和感を感じながらも御剣は自分自身を虐めていく。
そして白い感情が自身をつらぬくその瞬間

……や…いやぁ…

御剣はもう狂いそうだった。
成歩堂が御剣自身の先端を押さえつけたのだ。
もうだめだ…御剣はもういつもの”御剣検事”ではなくなっていた。
目の前にいる”成歩堂弁護士”を
もう自分を快楽に導く道具にしか見えなくなっていた。
またもおあずけをくらった御剣は成歩堂の方へ体の向きを変え
ベットへとものすごい力で押し倒す。

成歩堂の方はすずしい顔をして
次の御剣の行動をさも楽しみにするかのように
なすがままになっている。
そんなにやけ顔の成歩堂に御剣は…


成歩堂は目を開いたまま御剣の口づけを受け止めた。
御剣の方は目を開いてはいるが成歩堂とは焦点が合わない。
無我夢中で成歩堂の唇を、舌を味わう御剣。
普段は不器用な彼だが本能のおもむくまま指先は
成歩堂の下半身にそそり立つ物体から出る液体と
自身からあふれ出る液体をかき集める

そのかき集めた液体を自身の菊門…いや今は快楽へと導いてくれる
蜜穴に塗りたくり、内部をほぐしていく。

そんないつもとは雰囲気のちがう御剣にさらに興奮した成歩堂は
御剣の胸にある突起物を両手でやらしくいじってみる。

別方向からの突然の快楽に御剣は反射的に唇を離し、ほぐしていた指をも離す。
すかさず成歩堂は御剣の腰を両手でしっかりとつかみ
深く御剣の蜜穴に……


成歩堂は御剣の蜜穴に自分の感情を注入する。
御剣が自分でほぐしたおかげで成歩堂のそそり立つ物体は
いとも簡単に蜜穴にのみ込まれていく。

御剣は目を閉じ、成歩堂の腹辺りに両手を置きその快楽に浸っている。

なにとまってるの?先にイキなよ。

成歩堂をのみ込んだ余韻に浸っていた御剣は本来の目的を思い出し
ゆっくりと成歩堂の上で動く。
成歩堂はそんな快楽に溺れる御剣のうつろな瞳をみつめながら
あいた両手を御剣のおあずけをくらってばかりのモノをしごきあげる。

あ……い…く…いく……イク…!!

やっと自分の中の感情を吐き出した御剣の蜜穴がキュウキュウとしまる
成歩堂はまってましたと言わんばかりに御剣の腰を強く持ち上下にうちつける。

口からは唾液が、目からは涙がこぼれ落ちる御剣は
そんな強引な成歩堂の行動に自身の余韻をも忘れあえぎ苦しむ。

な…なる…ほ…どぅ

………うっ

成歩堂自身も御剣に感情を吐き出し
自分にぐったりと体をゆだねている御剣の前髪をかきあげ、やさしく口づけする。

御剣の上の口からはふたりの唾液が
下の口からは成歩堂の欲情の残がいがあふれでる。

…成歩堂?

ん…なに御剣

その…ぬかないのか?

成歩堂の目の先にはさっきまで快楽の虜になっていた御剣ではなく
いつものロジックを組み立て、華麗に真相を追究していく”御剣検事”の顔があった。
そんな”御剣検事”に”成歩堂弁護士”は……

……なにをしている?

え…なにが?

成歩堂の白い液体にまみれた指先は
御剣の欲望を達成したモノをやらしく包み、いじっていた。

成歩堂…ぬいてはくれないのだろうか?

御剣の声にはもうあれほどイカしてくれと哀願していた欲情の色もなく
瞳はまっすぐと成歩堂を見つめ、にらみをきかし
ここが法廷ではないのか?と錯覚するほどはっきりとした口調だ。

ごめん。御剣があまりにも普段とかけ離れた発言や行動をとるからさ
つい調子に乗っちゃってさ。
だって、御剣のオナニーなんてなかなか拝めるような代物じゃないしさぁ
すごかったよ、御剣。もう僕も視界に入ってないかんじでさ……

……やめろ。

成歩堂の体が急に軽くなる。御剣が上体を起こしたのだ。
そして自らがゆっくりと立ち上がるように成歩堂から離れる。

成歩堂の腰辺りにまたぐように仁王立ちする御剣。
その股の下からはやらしく白い粘着質な液体がつたう。

そんな光景に成歩堂はふたたび自分自身が興奮していくのを止められなくなっていた。
成歩堂のそんなオスとしての欲望を見降ろしていた御剣は
口元を少しゆるませ急にしゃがみ込む。

フッ。面白い。わたしも見てみたくなった。
キサマの欲望に溺れもだえる姿を…
ヌいてやろう…いつまで自我を保っていられるかな?

不敵な笑みを浮かべ慣れない手つきで成歩堂のヨクボウを握りしめた御剣は…


成歩堂は普段法廷で見ているあのするどいまなざしで
自分の欲望がたまっているモノを見つめる御剣にさらに興奮し
かたく大きくなるのを感じた。
しかもさっきまで自慰をしてさらに自分の菊門をまさぐっていたであろう
白く長い御剣の指が自分のモノにあてがわれている。
もうこのまま天にも昇る気持になっていた。

そうだ。そのまえに…

急に御剣が立ち上がる。
パソコンのディスクの方へ裸のまま向かう御剣。
ディスクの引き出しを開け、何かを探しているようだ。

成歩堂はさらなる好奇心と妄想で、何もされていないのに
欲望が放出されるのではないかと思った。
期待のまなざしで御剣に問いかける。

なにを探しているの?

すると目的のモノを見つけたのであろう…
御剣は成歩堂の方へ体を向け、手には








大きな布きりバサミを持っていた。

え……御剣…何…ちょっと…あの

急に興奮が冷めていく成歩堂。
まさかヌくっていうのは僕がもう悪さをしないように…
いやいや、御剣がそんな非道なことするわけが…
でも僕、意外と御剣にひどいことしてきたような……

青ざめる成歩堂をよそに御剣はそばに落ちていたみっぱいマウスパッドを手に持ち
擦り切れ使い物にならないみっぱいの部分を切り落とす。

ここを切ればまだ使えだろう。
もったいないぞ、成歩堂。

成歩堂のヨウボウはすっかり消え失せていた。

……御剣、おまえ…こえーよ!!!

なにが、だ?

布きりバサミをしまう御剣を背後から抱きしめる成歩堂。
もうみっぱいマウスパッドなんか買うもんか!と
心に誓うのであった。

おしまい




……う…あぁ。

御剣の下の口からは成歩堂の欲望を吐き出し小さくなったモノと一緒に
欲望の白い残がいがやらしい音をたてて抜き出された。
そのまま成歩堂の横に並ぶように仰向けに倒れ込む御剣。
情事の後の顔を見られたくはないのか、両腕を顔にクロスさせた状態で肩で息をしている。

成歩堂の方を見ていない事を幸いに成歩堂の御剣の欲望を受け止めた白い液体で濡れた手を
御剣の胸の柔らかく薄ピンクの部分を円を描くように優しく撫で回す。

……なにをしている?

え…なにが?

キサマ…マウスパッドを使いものにならないくらい擦り切らしておいて
わたしのモノまで擦り切らすつもりか?
もう少し相手の気持ちになって対応するという心配りができないのか?
………この素人が。

いやいや…この行為に素人も玄人もないだろうに…
と思いながらも、これ以上突っ込むと怒り出すか泣き出すだろうなと察した成歩堂は
御剣をそっと抱きしめ耳元で息を吹き込むように熱っぽく語りかけた。

本物のみっぱいをオークションにだしたらどんな値がつくかなぁ?

その言葉を聞いた御剣の顔がまた赤く染まってゆく

キサマ……乳首を弄られて札束がもらえるなら
だれがキサマの恋人なんかするものか!!

あーやっぱり怒っちゃった。と少し後悔しながら
ごめんね ごめんね と下手にでている成歩堂に
今度は逆に御剣が耳元でささやく。

……それにわたしは札束をいくら積まれても…その…キサマ以外にその…乳首をアレされるのは…ごめんだ…


成歩堂はどんなにお金に困ってもみっぱいだけは出品しないぞ!と心に誓いつつ
御剣の上に覆い被さってまたかたくなり始めている胸の突起物を口に含んだ。





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