今日は人生最高の花見だった。
だって真宵ちゃん、ハミちゃん、矢張、ミサイルまで一緒になって盛り上がってる。
料理は美味しい、お酒も旨い、天気もいいし、桜も満開だ。それに、なんと言っても隣には御剣がいる!!!
ワイングラスを持つ手が白くて綺麗だなとか、お酒が入って少し微笑んだ横顔が可愛いとか、お弁当を食べる口元がセクシーだとか、
とにかく僕は御剣を肴に日本酒を呷りまくっていた。なのにお前ときたら。
「糸鋸刑事!いい加減にしたまえ!だいたい貴様はいつもいつも〜…」
と、イトノコさんに絡みっぱなしだった。ああ、御剣、僕の方も見ろよ。
そんなワインなんかよりももっと濃い、熱い、僕のミルクを飲ませてあげたいよ。ほんと。
「…すまない、ちょっと。」
「…御剣?」
御剣が立ち上がる。が、アルコールが入っている上に急に立ったせいで前によろめく。すかさず僕が抱き止める。
腕にかかる御剣の重みと体温。間近に端正な顔があって僕はドキリとした。
「何だ、成歩堂。」
「…いや御剣こそどうしたんだよ。」
「…トイレだ。」
…トイレ、ね。僕は御剣を支えたまま立ち上がった。足下が覚束ないみたいだし一緒に行くよ。と言ったら怪訝な顔をしたけど、
友達同士でトイレに行くことを連れションって言うんだよ、って言ったら
「…友達同士…。」
照れたみたいに頷いた君は結構、酔っているみたいだった。
僕らが公園の公衆トイレに着くと、そこには女性の列が。どうやら混み合うために男子トイレも女性用に開放してあるようだった。
他を当たろうと踵を返そうとする御剣を僕は人気のないトイレ裏に引きずっていく。
「何だ!?成歩堂!」
「御剣、ここでしなよ。」
「はぁ!?」
あの法廷で見せるように目を剥く君。僕は御剣が逃げ出さないように後ろから羽交い締めにして壁に向けた。
「そんなこと出来る訳がなかろう!」
「出来るよ!ここでしちゃえよ!」
御剣は抵抗するけど、アルコールのせいかあまり体に力が入っていない。
僕は御剣のズボンのチャックを下ろすと下着の合わせから手早く性器を取り出した。御剣がぶるりと震える。
「…や、止めたまえ…君は酔っている…。」
「僕が酔ってようが酔っていまいがどうでもいい。…僕、お前のおしっこしてるところが、見たい。」
御剣は怯えたみたいに震えてる。ふにゃふにゃした御剣の性器を僕は緩やかに揉みしだく。
「ひっ、や、やめてくれ…。」
「…あんまり声出すと誰か来ちゃうよ…?…御剣…僕におしっこ見せて…。」
友達でしょ?熱っぽく耳元で囁きながら耳を舌で舐る。御剣はぎゅっと目を瞑って耐えてるけど、
真っ赤な顔で浅く息を吐く姿は扇情的だ。
僕はキスしたくなって、片手で御剣の顎をこっちに向かせてその唇を奪った。
歯列をなぞって上顎を舐めまわして抜けちゃうんじゃないかってくらいに舌を吸う。
「…ふぁ、ぁ、成、歩堂…も、出る…っ、」
「いいよ、御剣、いっぱい出して…。」
一瞬ピクリと力が入ったと思うとそのまま弛緩する体。肉棒の中を液体がせり上がる感覚。先っぽの小さい穴から排出される、生温かいそれ。
僕は脳髄に刻みつけた。御剣の恥ずかしい所、全部。
ぐったりとした御剣を支えながら、僕は2、3回チンコを振っておしっこを払ってやる。
「あれ?御剣泣いてる?」
「あ、当たり前だ!こんな屈辱…!」
「屈辱って…。だって僕ら友達だろ?友達同士は連れションするもんなんだよ。」
「…これが連れション?」
そうだよ!お前知らないんだ?って小馬鹿にしたように言えば、ムゥと黙った。ちょろい、ちょろいよ御剣。
「成歩堂、いい加減離してくれないだろうか?」
「御剣。連れションにはまだ続きがあるんだ。」
「続き?」
僕は御剣の体をさっきおしっこを引っ掛けたばかりの壁に押し付ける。僕の股間が御剣の太股に当たる。
「…!!何だ!何故、勃起してる!貴様!」
「み、御剣だって勃ってきてるじゃないか!僕におしっこ見られて興奮したんだろ!?」
「そんなわけあるかっ!貴様がそんな風に、さっ、触るから…ああっ!」
「僕は興奮したよ!ねぇ、続きしよう…御剣、御剣…。」
今日は人生最高の花見だった。
だって普段の血生臭い事件から離れて、こんなにも穏やかに過ごせたんだ。御剣と一緒に。